1979-03-09 第87回国会 参議院 予算委員会 第3号
それから梳毛糸でございますが、これも四十八年の三月をピークにして需要の頭打ち、合繊の代替というのが進んだということで、市況は長い間低迷したわけですが、その後在庫調整も進みましたし、それから、ことしの二月に入りましてから特に欧米で寒波が来たというようなこと、それから東欧諸国の備蓄の積み増し等というようなこともあるというふうに言われておりますが、原毛の買い需要が非常に旺盛になってきたということで、原毛価格
それから梳毛糸でございますが、これも四十八年の三月をピークにして需要の頭打ち、合繊の代替というのが進んだということで、市況は長い間低迷したわけですが、その後在庫調整も進みましたし、それから、ことしの二月に入りましてから特に欧米で寒波が来たというようなこと、それから東欧諸国の備蓄の積み増し等というようなこともあるというふうに言われておりますが、原毛の買い需要が非常に旺盛になってきたということで、原毛価格
四対一程度だと思いますが、わが国の輸出品目は機械機器、化学品、繊維品、輸入は石炭、その他機械、アルミニウム、原毛、毛皮というふうになっておりますが、この輸出入の極端なアンバランスというものを、民間の延べ払い信用枠で一九七二年から七六年まで総額十・三億ドル設定して柔軟さを示そうとしているようですが、七八年三月、一年延期となったのは、三・五億ドルの未消化があっても、その上にこの延期ということになったんですけれども
戦後処理の一環としてモンゴル側が経済協力を要請して、モンゴル側が一番欲することはいま主要な産業であるカシミヤ、ラクダの原毛の加工工場である、こういうことになってこの協定が結ばれるに至ったんだと思うんでありますが、このカシミヤ、ラクダの原毛の加工工場は、モンゴルのこの協定の中では政府という言葉が変わってまいりまして、「モンゴル人民共和国政府が指定するモンゴルの当局」、こうなっておるわけです。
そして今後、この協定に基づく新たな見地に立ってカシミヤ、ラクダの原毛加工工場というののプラント建設というのは心配なく進められるものなのかどうか、その辺はあなた方外務省では余りわかりませんかな。
いま言われた国連工業開発機構によるカシミヤ原毛加工の、これはパイロットプラントというんですかテストプラントというんですか、それについては日本の企業が落札したんじゃありませんか。
また、この協定によりますカシミヤ、ラクダ毛工場というものが完成いたしました場合には、二つの工程がございまして、一つは、いわゆる原毛を整毛にするという過程が一つ。この整毛という形での外国への輸出ということが一つ考えられます。
御存じのように、昨年の一カ年の輸入でございますけれども、景気の不況、沈滞等の反映もあろうかと思いますが、一昨年の輸入額よりも下回ったわけでございまして、全体で、原綿、原毛等の原料を含めまして約三十六億ドルでございます。
繊維の貿易を論ずるときに、日本が伝統的に輸入しておりました原綿あるいは原毛でございますが、繊維の原料を含めるか含めないかによりまして問題はかなり変わってくるわけでございます。四十八年が一番問題な年でございまして、四十八年の数字を申し上げますと、いまの原綿あるいは原毛の関係を含めて考えますると、実は輸入のほうが四十八年は多かったわけでございます。
ただし、これは原綿、原毛といった、いわゆる原料を含めてでございますので、繊維製品だけ比較いたしますと、昨年でも十億ドルの出超になっております。
それから、価格につきましても昨年の三月時点、これは一時梳毛糸の需給が逼迫いたしまして、三月の平均値、名古屋の取引所で申し上げますと二千九百五十九円、キロ当たりかれこれ三千円という状況であったわけでございますが、昨年の秋以降ずっと需給が逆転いたしまして、つい昨日、九月九日の当限の相場では九百円といったような非常に激しい落ち込みを見せておりまして、これでは原毛の価格の半分にもならないのじゃなかろうかというふうなことから
もちろん原綿、原毛といったように天然の原料を使っておりますから、その意味合いにおける市況性というものは完全に払拭し切れないと思いますが、今後の知識集約化の方向で、繊維が宿命的に持っておる市況性というものをだんだん解決していく方向に持っていきたい、かように思っておるわけでございます。 それから、付加価値配分の問題になりますと、これは具体的にはやはり取引改善の問題になるかと思います。
これは原綿、原毛といった天然の原料に、しかもそれを輸入に依存しているといったような事情と、それから繊維製品、これは衣料部門におきましては、当然のことながら消費者の嗜好によってまた変わってくるというようなところから、市況性が強く、また、景気変動に非常に敏感に左右される業種であるということと、それからいま一つは、やはり流通部門と申しますか、これはひとり繊維の流通部門に限らないわけでございますが、製造部門
原毛につきましては、先ほど申し上げましたように、国際的に相当高値で、同じ値段で、相当似たような値段で購入しておりますので販売価格もある程度似通ってくるのはやむを得ないかと思いますが、完全に一致はしてないという点もあります。したがって、私どものほうは、もう一度各社から十分事情を調査いたしまして、後刻先生のほうに私どもの考え方を御説明申し上げたいと思っております。
これは原毛の値段なんです。いわんや千三百円なんといっていたら、これでバイカイすればキロ当たりについて千円の欠損なんです。そういうことを一体何カ月続かせるおつもりです。大臣、あなたの部下、森口君やら荒尾君は去年の三月九日市場ストップを命じました。あなたがやられました。これはまことに時宜を得たものなんです。三千円をこえればこれはやむを得ません。三千五、六百円、高値相場を呼んだのですから。
○加藤(清政)委員 ここ二年ほどの間に原毛が三倍強、原綿が二倍強の値上がりというように、繊維原材料の大幅な値上がりをし、そのことがまた製品価格を引き上げ国際競争力をさらに弱める要因ともなっていると考えられますが、政府としては、そのすべてを輸入にたよらざるを得ない繊維原材料の安定供給を確保するためにどのような施策を講じなければならないか、この点ひとつ大臣から御答弁願いたいと思います。
ウールでいえば、原毛だけでもって前年度比四割の余を豪州で買っておる。これは去年の三月の時点において、これでは秋の暴落が来ますといって指摘した。なお性こりもなく歴史にないようなウール糸をアメリカから買っておる。前代未聞なんです。それでなお足りぬで糸を二万トンも買い越し、トップを六千トンも買っておる。しかもそれはどれだけで買っておるか。糸時点で申し上げたほうがいいでしょう。
その点については原毛についても言えますし、木綿についても言えるように思います。ただ、おそらく言い得ることは、大手の商社がかなりのシェアを持っているものについては、特に国際商品について国際市況が崩落して下がるべきときにもかなりの下ざさえをするように彼らの市場支配力が作用しているであろうということは、ほとんど疑いなく言えるのではないか。
ただ御承知のとおり、おととしの秋ごろから建築原材料を中心として卸売り価格の値上がりが起こり、そしてさらに去年に入りましてから、原綿、原毛等あるいは小麦等の穀類の国際的な価格が非常に値上がりした。
一つの原因としては、やはり原綿、原毛等の原料が国際的にいわゆる価格の変動が激しいということもあろうかと思います。国内では、先ほど申しましたように、特に中小企業はやはりいま非常に過剰供給ぎみの状態が続いている、これも御指摘のとおりです。
すなわち、日本の原毛、コットン等々の買い付けば、メーカーが商社に依頼をし、依頼を受けた商社が産地へ行って買い付ける、こういうやり方です。いわゆるインデント。ところが、それを破って、商社がかってに行って買い付けて、それをメーカーに無理やりにのませる、食わせる。この結果どうなるか。商社の買ってきたものがメーカーの製造しようと思っているものに合わない。
○橋本政府委員 ただいま御指摘の原毛につきまして現実にオファー取引が行なわれているということはまことに遺憾なことだと思います。本来原毛というものは非常に多種多様で、したがいまして品質にかなりの差がある。
それからなお原毛は、俵数にしましておおむね二百六十万俵ぐらい輸入をいたしております。これも前年度に比べますと二割以上三割近いのじゃないかと思いますが、そういうふうに相当大量の輸入が行なわれました。したがいまして、そういう大量の輸入をいたしましたが、一方消費のほうもおおむね七、八%ぐらい伸びております。しかしながら、この輸入高は相当大量のものでございます。
同じ繊維でございますので、そういった結果が国内の合繊の市況に与える影響ということは当然考えられますけれども、商社としまして、あるいは国内の業界としまして、それを引き上げるために原毛の買い付け値段を高くしているというふうには考えておらないわけでございます。
原毛の買い付けにつきまして、従来はおおむね八割から九割程度インデント買いでございましたものが、本年の一月−三月には、商社筋、メーカー筋からいろいろ聞くところによりますと、場合によりましては五〇%ないしそれを下がった場合もあり得るというふうに聞いております。
原毛だけはだいぶ豪州の状況が違っておりますが……。 そこで、だれがということになりますれば、全体の需要が非常に強いというのは一つの価格形成の要因でございましょう。ただ問題は、原料もあるし、輸入価格が上がっていないのに上がるというところに問題があるわけでございまして、それは先ほどのお問いにもございましたように、買占めあるいは売惜しみがあるということになると思うのであります。
しかし、そのもとになっておる原毛とかあるいは紡績材料とかそういうようなものは、もう峠を越して安くなってきておる。それは上がる前の値段に、いまお話がありましたように綿糸でも戻してきているわけです。そういう意味で、それらのものが機能し始める段階になればもう下がっていくでしょう、そういうことを申し上げたのでございます。
商品取引所についても同様でございまして、特に昨年暮れ、ことしから急騰いたしておりますが、これが投機が行なわれたという明白な根拠は必ずしもないわけでございますけれども、原毛の輸入価格もしくは綿花の輸入価格、生産量等に比べて取引所の取引価格が急騰したというような点から疑いがあるというふうに書いてあるわけでございます。
こういった原毛等につきましても、商社が買い占め、在庫をふやしている一方で、原毛、羊毛不足を宣伝して価格をつり上げている、こういうことを私どもはこういう数字からも考えるわけでございます。輸入は四十七年度におきまして、通常の年と比べまして二一・七%多く輸入されており、消費は七%しか伸びていない。で、商社では在庫は三倍にも多くなっているというふうに資料ではうかがっているわけでございます。
御参考までに、最近十年くらいの原毛あるいは毛糸の価格の状況を申し上げますと、大体朝鮮動乱当時の二十五年には、一時七百三十一セントという異常な高値を示しておりましたのですが、停戦とともに、昭和二十六年から三十二年には、大体三百セント台を維持しておりました。
だから、原毛の輸入から供給から製品の販売についてまで価格についてコントロールされるという、そういった条件がわれわれの調査では出てきておるのですが、寺田さん、三橋さん、そういったことが現実に行なわれておるのかどうか、または行なわれようとする可能性はないのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。